
2018.6.13(水)
平和を造る国、日本
昨日は米朝首脳会談、トランプ氏はよくやりました。
金正恩氏のメンツを立てたのは、リビアの時と同じです。
ただし、カダフィ氏は2003年に核放棄宣言、
その8年後に自国民によって殺害されてますから、
金正恩氏も、側近による暗殺が懸念されます。
米韓軍事演習も中止にしたし、
最終的には韓国から米軍は徹底し、38度線は対馬海峡に…。
日米露の同盟が強化され、朝鮮半島は緩衝地帯になります。
いよいよ、本格的な米中対立の始まりですな。
日本は9条のせいで、拉致被害者が続出しました。
なにせ、自国民を拉致されても、反撃しない国ですから。
千人近くが拉致され、多くは殺されたろうと思われます。
自国民を守れない国を、「国」とは呼べませんな。
無念ですが、改憲が進まない今は、米国頼りです。
米国の軍事的圧力を背景に、拉致問題は日朝会談へ…。
日本は神武天皇の時代から、平和を造る国でした。
「六合(りくごう)を兼ねて国を開き、
八紘(はっこう)を掩(おお)いて宇(う)となさん」
大和朝廷ができたからには、もう内紛はやめましょうよ。
天の下(はっこう)は、ひとつの家(宇)となりましょうよ。
神武天皇の「八紘一宇」は、国内の平和をうたうものでした。
争う氏族に、「戦いはやめて、仲良く暮らそう」と勧めたのです。
八紘一宇という平和宣言が、日本の始まりでした。
第二次世界大戦が始まると、同盟国ドイツは、
「ユダヤ人迫害政策に協力せよ」と、再三求めてきました。
その時、陸軍大臣板垣征四郎は、
「神武天皇は、この国を開かれた時に、八紘一宇とおっしゃった。
ユダヤ人を迫害するのは、神武天皇のお言葉に反する」
と言って、ドイツの要請を退け、ユダヤ人救助を日本の国是としました。
それから、リトアニアの外交官杉原千畝は、六千人のユダヤ人を助け、
満蒙国境では、関東軍の樋口季一郎が、二万人(?)のユダヤ人を助けました。
ユダヤ人が押しかけた敦賀港と舞鶴港は、「人道の港」と呼ばれたのでした。
東条英機と板垣征四郎は、ユダヤ人救助を命じた指導者ですから、
東京裁判は、ユダヤ人迫害を裁いたニュールンベルク裁判とは正反対でした。
神武天皇と言えば、今は皇紀2678年ですから、
聖書で言えば、北王国の滅亡とバビロン捕囚の間、マナセ王の時代です。
しかも、神武天皇の歌はたくさん残っていて、実在は確かです。
神武天皇の即位は、BC678年の1月1日、新暦では2月11日で、
紀元節と言いましたが、その後、「建国記念の日」となりました。
天孫系の神武天皇は、出雲系の妻を迎えて、
大和朝廷は、出雲の国と和解をしたのでした。
日本書紀には、「天皇がした悪い行ない」がたくさん書かれています。
それは、聖書の列王記や歴代誌と同じで、歴史的な事実だからです。
自分たちのした罪を隠さないところは、まさしく聖書の民です。
しかし、多くの天皇は「宝の民」として日本国民を愛し、
八紘一宇の思いで、日本の平和、世界の平和を願って来られました。
今上天皇が美智子皇后と自家用車でテニスに行く動画があって、
あまりに旧式のポンコツ車でお出かけなので、驚きました。
公用車とは違った、つつましい天皇のお姿でした。
さて、これからは日朝会談です。
土台は、トランプ氏が敷いてくださったので、今からスタートです。
けれども、アメリカのように軍事力を背景に対等に話し合うことは無理です。
北朝鮮の核廃棄には、200兆円が必要と言われています。
日本が傾くほどのお金を出して、拉致被害者が戻って来ない、ではいけません。
だいたいが、9条をいいことに、取り放題で拉致したのです。
「返してほしければ、金を出せ」と、きっと戦後賠償を振りかざしてくるでしょう。
けれども、日本は「平和を造る国」です。
八紘一宇の精神で、考え深く、道を造って行ってほしい、と思います。
安倍首相―あなたにしか、できないことだと知っています。
オバマ大統領を広島に導いた手腕は、ほんとうにお見事でした。
トランプ大統領の指南役として、米朝会談を取り仕切ったのもあなたです。
これから、どんな驚きをみせてもらえるのでしょうか。
御国を来たらせたまえと、希望をもって祈ることができます。
主よ、私たちの王を、天皇と首相をお守り下さい。